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“手”で時刻を伝える異例のユニークピース、F.P.ジュルヌ「FFC ブルー」

“手”で時刻を伝える異例のユニークピース、F.P.ジュルヌ「FFC ブルー」

F.P.ジュルヌは、2021年11月に開催予定のチャリティオークション「オンリーウォッチ」に出品するユニークピース「FFC ブルー」を発表した。時刻表示の常識を根底から覆すこの時計は、5本の指の動きで現在時刻を示す。オークション出品作品の中で最注目のモデルだ。
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F.P.ジュルヌ「FFC ブルー」
自動巻き(Cal.FFC 1300.3)。2万1600振動/時。パワーリザーブ約120時間。タンタル製ケース(直径42mm、厚さ10.70mm)。30m防水。ユニークピース。

F.P.ジュルヌ×フランシス・フォード・コッポラ
 F.P.ジュルヌは、今年で9回目の開催を迎えるチャリティオークション「オンリーウォッチ」に出品するための新作「FFC ブルー」を発表した。これは2021年、F.P.ジュルヌが開発した初の自動巻きムーブメントCal.1300、通称オクタ・キャリバーの発表20周年を迎えたことを記念したもの。それと同時に、デュシェンヌ型筋ジストロフィーという深刻な病気に悩まされている人々の力になるのだ。
「オンリーウォッチ」は2005年の初開催以降、隔年で開催されているチャリティオークションだ。デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療の研究開発を支援することを目的とし、このオークションを設立したモナコ筋ジストロフィー協会に落札額の全額が寄付される。

 F.P.ジュルヌは2015年からこのオークションに参加しており、過去3モデルが総じて1億円をはるかに超える価格で落札されている。時計愛好家がいかにこのブランドに注目し、その価値を確立しているかが証明された。

 今回発表された新作「FFC ブルー」は、時刻表示の全く新しい表現方法を実現している。驚くべきことにこのスーパーコピー時計 N級 代引きでは、ダイアル中央の“手”が現在時刻を示すのだ。オクタ・キャリバーをベースとし、そこに組み込まれたゼンマイの力だけで複雑なオートマタを作動させることは、極めて難易度の高い作業である。
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 この“手”は時を示すもので、12パターンの指の出し方で表す。1時、2時、3時と指が増えていき、5時以降は親指を用いて示す。10時になると全ての指を格納し、11時と12時は小指を用いる。

 1時から12時までの複雑な動きは、複数個のカムやレバーによって制御されている。一方で分は、三角形の針が手の周りを1周する形で表示される。

 F.P.ジュルヌがこのようなオートマタ作品を製作したのは今回が初めてだが、この野心的なアイデアは映画「ゴッドファーザー」の監督を務めたことで知られるフランシス・フォード・コッポラとの関係によって生まれた。
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時を表示する手は、その機械的な見た目から人間のものではないとわかる。この艶のある青い手のモチーフは、フランス王室の公式外科医として、また近代外科の発展に大きな功績を残したアンブロワーズ・パレ(1509〜1590年)が発明した義肢「レ・プチ・ロレイン」である。

 フランソワ-ポール・ジュルヌは「FFC ブルー」の製作過程について、次のように語った。

「この時計のアイデアは、ナパバレーのあるフランシス・フォード・コッポラの家で夕食をともにした2012年に生まれました。彼は、手を使って時間を伝えることができるか?と私に尋ねました。そのアイデアは非常に興味深く、しばらく考える時間をくださいと答えました」

「しかし、5本の指で12時間を表示するにはどうすれば良いか?それは簡単なことではなく、この挑戦は私に刺激を与え、製作意欲を掻き立てました」

「その後、私がこのアイデアを実現する目処がついたことを伝えると、フランシスはすぐに指の位置のスケッチを送ってきました。最初にこのアイデアを聞いてから2年以上が経ち、ようやく「製作」に集中できるようになりました。7年間の開発期間を経て、FFC(フランシス・フォード・コッポラ)プロトタイプを発表できることを誇りに思います」
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直径42mmのケースはタンタル製で、「FFC ブルー」のためにひとつだけ製作された。トランスパレント仕様の裏蓋からは、Cal.FFC 1300.3の姿を鑑賞できる。また自動巻きのローターには、F.P.ジュルヌの他にフランシス・フォード・コッポラとアンブロワーズ・パレの名前が刻まれている。

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